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食品工場 by いわ

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今日は朝4時から某食品会社の配線工事だった。こんな朝早くにも仕事を行っているのである。社内に張り紙があり、目標と決意が各係ごとに張り出されていた。昨年のことである、東京大田区の東京卸売市場の株主である関さんという人と新橋で会う機会があった。最初は、ヤッチャバのおっさんかと思っていたが、話が進むごとに、とんだ大物であることがわかった。最初は外神田の小さな青果市場から大田市場に合併する時に大株主になった。俺は一千万都民の台所を預かっているという、使命感と自信に充ち溢れていた。この食品会社も、その務めている人の態度といい、大変清潔で真面目な感じがした。それなりの使命感があるのであろう。近年中国の餃子問題があったが、一日稼げばいくらという解釈で、お客様を喜ばせようとか、自分らが発展しようという責任感、使命感の低さがすべてにおいて影響してくるのだ。食文化とよく言うが、これは世界でいちばん短い文化といわれている。のど越し10センチに文化がある。どんなにうまいステーキでも寿司でも、のど越し10センチを過ぎて胃袋に落ちてしまえば、もはやそれは糞のもとだ。その、のど越し10センチのためにアレキサンダー大王は軍を率いてインドまで遠征した。あの楊貴妃も好物のライチの苗木欲しさに男をたぶらかした。古今を問わず、いずこの国も民族も、多かれ少なかれこういった食いものにまつわる話がある。食い物の恨みは恐ろしいとはよく言ったものだ。又、大航海時代に、長い間、船の中で腐らぬよう、乾パンや干し肉、塩漬けにしたもろもろの食べ物。これらの物、水で戻していかに本物に近い味になるか、その技術を競い合った。それが食文化の言葉の起源といわれている。身近なものにカップラーメンというものがある。その当時の者に食わせればものすごく驚くであろう。すべて日本人の発明によるものだ。市場の株主も、町の食品工場も、わが日本が誇るべき、食文化の礎であると本日は言っておく。

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